しみの症状 / 脂漏性角化症(老人性疣贅)
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)とは
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)とは、高齢者の顔などに多く見られる少し盛り上がった茶色~黒色の「しみ・できもの」を指し、老人性疣贅 ・老人性いぼ・脂漏性疣贅(しろうせいゆうぜい)とも呼ばれます。原因には老化と紫外線があげられます。中年以降に発生しやすく、加齢とともに増える皮膚の良性腫瘍で、皮膚の老化現象のひとつと言われています。ほとんどの場合老人性色素斑ができてから、その上に生じてきます。老化に伴って発生する良性の腫瘍であり、50才代になると多かれ少なかれ殆どの人に皮膚の老化に伴って発生するいぼです。早い方だと30才代に表れることもあります。「老人性のイボ」「死にボクロ」などという俗名もあります。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)の症状
脂漏性角化症の症状は、実に様々であり、表面がザラザラして盛り上がっている場合や、皮膚にぴったりと貼りついたように見え、表面がすべすべしていることもあります。色は褐色で形状は丸か楕円形で、大きさは約6mm以下の小さいイボから数cmになるものまでさまざまです。皮膚のどこにでもできますが、胴体やこめかみによくみられます。首の周りや脇の下に多発する1mmから2mm程度のイボのようなできものはアクロコルドンと呼ばれます。脂漏性角化症は多い方だと100個以上できる場合もあります。悪性ではなく、癌化することもなく、痒みもとんどありません。まれにヒリヒリしたり痒くなったりすることもあります。角化症部分が濃い茶色をしていた場合、異型性ほくろや悪性黒色腫と間違われることがあります。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)の治療
脂漏性角化症の治療は切除方法がほとんどで、老人性色素斑の治療と同じように形成外科用のグラインダーやメスで皮膚を薄く削る方法や、電気メスによる焼灼、レーザー治療などがありますが、液体窒素凍結療法というものが最も効果があるといわれています。液体窒素凍結療法は他の治療法と違って麻酔を必要とせず、簡便なためによく行われます。凍結後は、1~2週でかさぶたが自然にとれます。液体窒素凍結療法は脂漏性角化症以外のしみに使うと色素沈着を招くことがあるといわれています。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)の診断
老人性疣贅は通常見た目だけで診断されますが、見た目だけでは診断が不確かな場合には、生検(組織を一部切り取って調べること)を行い、病理検査をすることもあります。脂漏性角化症はあまり外見を気にしない高齢者に多いことや良性腫瘍であることから、保険適用にはならないことが多いようです。炎症を起こしていたり、頭部でくしに引っかかるなど、外見的に許容できない場合や日常生活に支障がある場合は保険適用となることもあるそうです。美容目的での治療では保険適用にはなりません。現在では、高齢者の方でも、見た目の理由から治療を希望する人が多くなっているようです。
この他、漢方薬にはハトムギ、ヨクイニンなどが効果があると言われてます。
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