しみを作る紫外線の種類
紫外線
紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうち、波長が短くエネルギーの高い光を指します。 太陽光線は、大きく3つにわけて、紫外線、赤外線、可視光線があります。赤外線は地上に熱を送り、可視光線は地上に光を送ります。紫外線は光のスペクトルで紫よりも外側になるのでこの名前がついたそうです。菫外線(きんがいせん)と呼ばれることもあります。
紫外線の種類
この紫外線はその波長の長さによりUV-A、UV-B、UV-C、VUVの4種類に分けられます。太陽から地上に届く紫外線には長波長紫外線(UV-A:波長315nm~400nm)と中波長紫外線(UV-B:波長280nm~315nm)の2種類あります。両方とも肌に影響を与えるとして知られています。VUV(遠紫外線、真空紫外線 )は波長が 10nm-200nmであり、酸素分子や窒素分子によって吸収されるので、通常は地表には到達しません。真空中でないと進行しないため「真空紫外線」(Vacuum Ultra Violet)と呼ばれています。またUV-C(波長200nm~280nm)も上空のオゾン層でほとんど吸収されるので、地表までは届きません。ただし、最も危険で殺菌光線と呼ばれており、免疫力の低下や皮膚ガン、白内障を引き起こすことで知られています。
紫外線の種類(UV-A)
UV-Aは、紫外線の中で一番波長が長く、晴れた日にしか心配がいらないUV-Bよりも20倍以上の量が私たちに注がれているといわれています。窓ガラスも簡単に通過しますので、室内にいるからといって紫外線をカット(遮光)していることにはなりません。UV-Aはメラノサイトを活性化して黒くなる日焼け(サンタン)を起こすもので、UV-Bと比べてそれほど急激な作用はありませんが、光老化を促進させている主因だと考えられています。皮膚の真皮にまで到達するUV-Aは肌のハリやツヤを保つ役割を担っているコラーゲンを切断し、エラスチンを変性させます。また皮膚細胞の遺伝子を傷つけ、皮膚細胞の免疫力が低下してしまうことまあります。UV-Aによってダメージを負った皮膚は、弾力性を失い、たるみ・しわの原因になります。
紫外線の種類(UV-B)
UV-Bは、UV-Aのように、皮膚の真皮までは到達しませんがし、皮膚の表皮に当たると、皮膚の防御反応であるメラサイト(色素細胞)を活性化させます。つまりメラニンが生成されることになります。日焼け・しみ・そばかすの原因になります。日焼け(サンバーン)をさせるものです。またUV-Bは、エネルギーが強く、表皮細胞の遺伝子に傷をつけ、発癌性があるともいわれています。UV-Bは波長が短いため肌の真皮にまで直接は届きませんが真皮にある肌のハリを保っているコラーゲン繊維を壊すコラゲナーゼという酵素の働きを強めて、間接的にシワの原因になります。
1年のうち、紫外線量が増えるのは4月から9月の間
因みに、1年のうち、紫外線量が増えるのは地球が太陽に近づく4月から9月の間と言われています。UV-Bはオゾン量が最も減る8月頃に最も多くなります。しかし、最も少ない冬の時期においても、UV-Aは2分の1にしかならず、年間を通して紫外線対策をする必要があります。1日のうちでは、午前11時から午後2時がもっとも紫外線を浴びる時間帯です。また、紫外線は雲の影響を大きく受けるので、冬の晴れた日の紫外線量は、夏の曇りの日よりも多くなります。近年のオゾン層の破壊の影響でオゾンホールが拡大し、紫外線の地上への照射量は年々増加しています。
紫外線対策
日焼け止め化粧品には、UV-Aを吸収してしまうA波吸収剤のt-ブチルメトキシジベンゾイルメタンやUV-Bの吸収剤のメトキシケイヒ酸オクチル等を使ったものがあります。これは、紫外線のエネルギーを吸収して熱に化学変化させて放出させるものです。また、酸化亜鉛や酸化チタンといった金属の微粒子化合物の粉末を肌に塗ることによって紫外線を肌の上で散乱・反射させるタイプもあります。その他、耐水性や皮脂対策、乾燥やつっぱり感などの使用感の向上を計るためにスキンケア成分や美白成分などが使われているものもあります。紫外線対策をするには、紫外線に当たらないことが一番ですが、日常生活をする上で、全ての紫外線を避けることは不可能です。食事やサプリメント等でビタミンを摂取し、紫外線に当たった後の対策をすると同時に、日焼け止め化粧品や日傘、帽子等を活用して根本的に肌に紫外線が当たらないようにする対策をとることが大切です。
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